英会話をきっかけに考えたこと。
先日、英会話クラスでのトピックが「マナーを守ること」についてでした。
先生とクラスメイトと一緒に、ゴミを出す時や車の運転について話をしました。
クラスの後半になり、先生が
「ところで、高齢者の運転は危険だと思いますか?」
と聞かれました。
私もクラスメイトも答えは「YES」
「理由は?」
と聞かれ、
「実際に高齢者の危険な運転に出会うし、歳をとると注意力が低下する」
と答えました。
正直、これが日本人の一般的な考えではないかと思います。
そこで先生が、
「統計では10代20代の方が事故を起こす割合が高いのに、どうして高齢者ばかりに目を向けるんでしょう」
「私が住んだ事がある国では、そういった意見はなく、歳を取っても自分で出来ることはどんどんしましょうという考えでした。もちろん運転に影響がある病気を持っている人は別ですよ。」
私とクラスメイトは「私たちメディアの影響を受けすぎですね。」
と言って笑って終わったのですが、私は家に帰ってからもそのことを考えてしまいました。
確かにお年寄りはふらふらする事もあれば、ゆっくり走ったりすることもありますね。
ウインカーをずっと出しっぱなしにしていたり。
暴走したりするのはお年寄りに限ったことではないし。
私の父も立派なお年寄りです。
毎日運転しています。
いつだったか、父がこう言っていました。
「ノロノロ走ると他の車に迷惑かけてしまうから、スピードを出すように気をつけている」
と。以前スピードが遅くてクラクションを鳴らされたそうです…
私は両親に事故を起こしてほしくないから、運転をやめてほしいなぁと思っていました。
でも、今回のクラスでの会話がきっかけで、考えが変わりました。
お年寄りの運転が若い人とは違うと知っているのなら、周りがもっと寛容になるべきなのでは?
もちろん運転に自信がないのなら、年齢に関係なく運転はしないようにするべきですが、すべてのお年寄りが事故を起こすわけではないのに。
最近お年寄りが責められる事故や事件が多く、ますますお年寄りが肩身が狭くなるのではないかと思ってしまいます。
一部の少年が罪を犯しても、子供全体を悪くいうことはないのに、お年寄りには風当たりが強いですよね。
もちろん、そんな風潮でも、人生を楽しんでいるお年寄りも沢山いますね!
いつかは自分も辿る道。私は彼らに笑っていてほしいと心から思っています。